企業の活用事例
アルゴリズム実技検定を導入された企業の
導入事例をご紹介します。
検定導入の背景や経緯、感想などを
ご参考にしてください。
株式会社インフォバーン様/
株式会社メディアジーン様
「ギズモード・ジャパン」「ライフハッカー」「ビジネスインサイダー」など多くのWEBメディア運営を手掛けるとともに、日本のデジタルマーケティングを黎明期から牽引してきたインフォバーングループ。
職種を超えたチームワークが求められるメディア事業において、アルゴリズムが果たす役割についてもお話しいただきました。
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株式会社インフォバーン
事業戦略部⾨
ヒューマン・リソース部 マネージャー
⻄尾 卓様インフォバーングループの採用・育成を担当。
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株式会社メディアジーン
事業推進部⾨
メディア開発ユニットエンジニア
津⽥ 舞⾐様インフォバーングループの株式会社メディアジーンにて、
主にCMS商品の運⽤開発をフロントで担当。
「アルゴリズムはプログラマー・エンジニアの『読み・書き・そろばん』
社員のスキルアップや成長意欲向上のきっかけに」
- Q. アルゴリズム実技検定を導入された背景をお聞かせください。
西尾様
人材の採用や評価に携わるなかで、「個人の能力を客観的にはかることの難しさ」を感じる瞬間があります。これは業種問わず言えることかもしれませんが、特にプログラマーやエンジニア職に関しては、人事の担当者が必ずしも技術系の出身とは限らないため、それぞれのスキルを判断しにくいという問題が生まれます。また、彼らが扱っている技術はトレンドの移り変わりが激しく、つねに固定された軸で能力を見極めることのハードルもあります。弊社ではプログラマーやエンジニア職の社員を採用する際、過去のキャリアや経験をもとに一人一人の能力を評価しています。もちろん、何か一つの指標があればこと足りるわけではありませんが、「経験」に加えて「客観的・汎用的な指標」、その両輪で人材と向き合っていく必要があると思います。
また採用領域だけでなく、社員の育成やモチベーションアップに役立つツールも求めていました。採用・育成・成長の目安となる指標として今回の検定を活かせないかと思い、まずは一度社員に受験してもらって反応をうかがうことになりました。
- Q. 実際に検定を受験して、いかがでしたか?
津田様
自分自身にとって新たな気付きがたくさん生まれて、とても楽しかったです。たとえば、問題に対する回答の中身は間違っていない場合でも、コードを実行したときの速度(実行時間)やメモリの制限を超えてしまうと失格と判定されるため、問題を効率良く解決するための方法を考えてから、コーディングに取り組むことの大切さを改めて実感しました。論理的な思考や知識を活用しながら、実際にコードを書いて問題を解決していく感覚が楽しかったです。また、普段の業務では個人で行う作業が多いため、自分で作成したコードの中身を客観的の視点から評価してもらえる点も新鮮でした。- Q. 業務において「アルゴリズム」は重要だと思いますか?
津田様
アルゴリズムの出来によって、アウトプットの品質や業務の効率性は大きく変わるため、アルゴリズムをきちんと理解できるエンジニアに対する周囲からの安心感や信頼感は高いと思います。アルゴリズムができる人は、コードの量に無駄がなく、バグも少ない。また「なぜこのコードを書いたのか」という理由を言葉で説明できる能力も身につくので、チーム内でのレビューもしやすくなります。いつかアルゴリズムのプロフェッショナルと一緒に働いて、自分のコードを評価してもらう機会があれば良いなと思っています。西尾様
職種ごとに必要なスキルと違って、アルゴリズムはすべてのプログラマー・エンジニア職にベースとして必要な「読み・書き・そろばん」のような能力かもしれませんね。多少時間がかかったとしても、その知識を身に着けておいた方が後々役立つのかもしれません。津田の話を聞いて、人事側も、アルゴリズムの重要性をきちんと分かっておくべきだと気付きました。- Q. 今後、アルゴリズム実技検定をどのように活用する予定ですか?
西尾様
今後は、社員のスキルアップや、業務では得られないような気付きを与えるきっかけとして、検定を活用していきたいと考えています。弊社のビジネスはメディアの開発・運営が中心で、エンジニアには常に問題なくシステムが動いていることが求められています。そのため、彼らの成長欲求やモチベーションの向上を促すような環境を、人事として積極的に作っていく必要があります。いずれは、アルゴリズム実技検定がエンジニア職の存在感向上に役立つと良いかもしれませんね。プログラマーやエンジニアの共通言語として、この検定がさらに発展していくと嬉しいです。
会社情報
株式会社 インフォバーン
公式サイト:https://www.infobahn.co.jp/
社員数:150名(うち正社員138名)
※2017年11⽉現在
代表:代表取締役 CVO ⼩林弘⼈、代表取締役 CEO 今⽥素⼦
AtCoder株式会社について
AtCoder株式会社は、約140,000人(うち日本人約82,000人)が参加登録し、毎週開催される定期コンテストには毎回約5,000人が挑戦する、世界最高峰の競技プログラミングコンテストサイト AtCoder を運営しています。
AtCoder:https://atcoder.jp/
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